数学帝國への逆襲 (西春自習質問教室のブログ)

「西春自習質問教室」は、高校生のための自習と質問に特化した教室です。 電話 0568-65-8104

趣味

私信(勉強とはあんまり関係ない話です)

計算用紙の裏にある小説について クリスマスだの年末年始だのと言っても、受験生に関係ないことは書きました。でも、なんもなしではな、と、ドリンクコーナーにココアがあります。山田詩織先生がカフェオレも置いていったので、早い者勝ちです。 さて、本題…

安倍元首相へデジタル献花をしました

安倍元首相へのデジタル献花を済ませました 国葬に賛成とか反対とかではなく、ここまで来たらやらないかんと思いました。 東京までは行けませんから、デジタルです。 あと、愛知県から、静岡の断水地域に水を持って行った人がいます。 こっちならできたのに…

3一銀

棋聖戦3一銀について解説する 藤井七段が棋聖戦を快勝。そしてまた、3一銀という守りの名手を指したそうだ。 異次元の手、最強将棋ソフトが6億手を読んで初めて指せる手、攻めに使いたい手駒の銀を敢えて守りに使う鬼手、不思議な感覚の手、・・なのだそ…

宇宙3-3.銀河系c「系外惑星」

宇宙3-3.銀河系c「系外惑星」 こちらも書かないとね。省略せずに言うと「太陽系外惑星」。なんでそんなものが見つかるのか、という話を。 書いたように、太陽以外の恒星は、一番近くて4光年、40兆kmだ。そんな遠くの星を回る惑星を、直接見られるわけが…

明日は日食です

6月21日日曜日の日食について(再掲) 6月21日日曜日の17時ごろ、日食があります。 金環日食ですが、それを観るためには台湾に行く必要があります。 日本においては、部分日食です。 名古屋の最大食分は 0.512 です。 16時08分に始まり、17時…

宇宙3-2.銀河系b「オリオンの腕」

宇宙3-2.銀河系b「オリオンの腕」 宇宙についても書かないとね。口だけか、と思われたくないし。 太陽系は、銀河系の渦巻きのひとつ、オリオン腕と呼ばれる恒星集団に位置する。 ではそこには他にどんな星があるのか、どころではなく、夜空に見える星の…

今日は金星を見ました

金星を望遠鏡で観ます あとついでに月も。 ちゃんとマスクして観ます。 コロナのせいでずいぶん粘りましたが、 ここを逃すと、金星は観られなくなるので。 こんな感じに、見えるはずです。 中学理科参照 三日月型の金星 こんな感じに見えました。 でも、月の…

宇宙0-2.地球b「軌道エレベータ」

宇宙0-2.地球b「軌道エレベータ」 静止衛星、というものを、まず説明する。高度36,000km(35,786km)で、人工衛星に地球の周りを回らせると、地球の自転の速さと釣り合って、(正しくは角速度が釣り合って)地表から見ると、空のある一点に静止して見える…

宇宙0-1.地球a

宇宙0-1.地球a「宇宙世代」 こうやって宇宙に行く時代が来る 宇宙について連載しようと思った理由をもう一度書きます。・中国史の連載がネタ切れ気味だったこと。・高校生に語るなら私だという自負があること。・コロナ対策で家にいる生徒たちも暇だろう…

5八金左

守りの妙手5八金左 問題集を解き尽くして、少し手が空いたので、また将棋ネタを。 自分でブログを始めたので、他のブログも見る機会ができました。で、プロの将棋指しのブログをいくつか見てみましたが、藤井君の妙手で、5八金を最上位に置いたものがあり…

なぜ勉強するのか?

申し訳ない、肝心なことを書き忘れていた。教育を生業にする以上、これは書かなきゃいけないと思う。 「なぜ勉強するのか」 「自分のため」と学校の先生は言うだろう。「将来のため」と君たちのお父さんお母さんは言うかもしれない。確かにそうだ、間違って…

「藤井聡太の鬼手」について、ど素人の解説(6)

よく見れば、これは寄る。よって、この場面になればプロは指せる。 「鬼手66」 この3五歩突きは、気分の良い手ですね。 棋士の間で、 「取ってみろと突かれた歩を取れないようでは悪い」 と言われているようですが、その典型。 そして藤井君最高の鬼手と…

「藤井聡太の鬼手」について、ど素人の解説(5)

絶妙手、中空の桂 中空の桂について書く前に、「鬼手60」について。 7七同飛成、4四桂と並んで、藤井君の妙手トップ3を選ぶならこれ。 7七同飛成が「攻め」の妙手、4四桂が「攻防の妙手」なら、 5八金は、なかなか出ない「守り」の妙手。 あり得ない…

「藤井聡太の鬼手」について、ど素人の解説(4)

対高野四段戦、9七桂 それでは「鬼手48」から、ど素人にもわかるように、 同じど素人が解説してみます。 書いたように、本当に「鬼手」と呼べるのは、 この9七桂からだと思います。 だいたいにおいて「桂馬」というものは、2か所しか進めません。 1筋…

「藤井聡太の鬼手」について、ど素人の解説(3)

佐々木大地四段戦、6四銀の場面 書くことがなくなってきたので、また将棋ネタを書きます。 「藤井聡太の鬼手」について。 前回書いたように、 藤井君は四段から七段になるまでにさらに強くなっているので、 「鬼手1」~「鬼手47」に、本当に「鬼手」と呼…

「藤井聡太の鬼手」について、ど素人の解説(2)

全盛の頃の加藤一二三九段です 引き続き、「藤井聡太の鬼手」について。 前回も書いたのですが、「鬼手1」はアマチュアの私から見ても当然の一手。 こんな手でトドメを刺される加藤九段は、衰えきったものだな、と思います。 引退も、当然でしょう。 でもね…

「暗いところで待ち合わせ」

幻冬舎文庫の表紙です 国語能力を高めたいのでお勧めの小説はないですか、 と訊かれることがあります。 いくつか、紹介していこうと思います。 今回は、乙一先生の、 「暗いところで待ち合わせ」 乙一先生は「夏と花火と私の死体」(既読)で16歳デビュー…

「藤井聡太の鬼手」について、ど素人の解説(1)

全101問の問題形式です 真面目に3つ書いたので、4つめは趣味の話を。 「藤井聡太の鬼手」は、どこに行っても売り切れていて入手に苦労しましたが、 買ってきてから5回くらい読んだので、少しずつ感想を書いていきます。 先に、私自身の棋力を書きます…