問題集を解き尽くして、少し手が空いたので、また将棋ネタを。
自分でブログを始めたので、他のブログも見る機会ができました。
で、プロの将棋指しのブログをいくつか見てみましたが、
藤井君の妙手で、5八金を最上位に置いたものがありました。
ですよね。
ど素人でもわかるように、またど素人が解説しますが、
6ニ銀は妙手ではありません、勝負手です。
中田八段が間違えなければ、負けていたので。
7七同飛成は、その場面になったら指せるプロはいるという話で、
藤井君の凄いところは、数手前から読んでいた、ということですが、
今後は、6三同金の段階で、
「藤井がこんな手を指す以上、何かあるはずだ」
と相手は考えるでしょう。
それは、6ニ銀についても同じです。
中空の桂4四桂は、数手前から、
最低でも7三で駒交換をした段階で、藤井君は読んでいた。
そして、その場面が来ても、解説のプロ棋士の誰も見えていなかった。
しかし、さらに5八金左は、
プロが「思いつかないし、思いついても躊躇する(つまり指せない)」
と言う手です。
私の想像ですが、
「一生かかっても俺には指せない」
と思ったプロもいたのではないでしょうか。
5八金左、
あの発想は、あり得ないですね。
金銀がそろって、王様の反対方向に行くんだもんな。
関ヶ原なら、
豊臣秀頼を放っておいて、武将がそろって大垣城の救援に行く、
そんな手ですね。