数学帝國への逆襲 (西春自習質問教室のブログ)

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宇宙0-3.地球c「軌道エレベータから先」

宇宙0-3.地球c「軌道エレベータから先」

その前に、追加でいくつか説明する。

・低軌道ステーション
静止衛星軌道上までは、5日程度の時間がかかるので、
当然ながら、途中に低軌道ステーションが建設される。
CNTに負荷がかかるので、数はたくさんではないだろうけれど。
ホテル代わりだ。

建設するのが日本人だからな、
そこでは、無重力せんべいや宇宙モナカが売られているかもしれない。
ドラクエウォークとタイアップするなら、雑魚では納得できない、
ルノーガかミストバーンクラスが、いてほしいものだ。

・地表ターミナルステーション
拠点の地表のターミナルステーションは、赤道直下になる。
理論的には、日本から斜めに建設することもCNTなら可能だが、
わざわざ無理して危ない真似をすることはない。
(だいたい斜めなら、宇宙エスカレーターだ)

もし万が一、CNTがブチ切れてみろ。
低軌道ステーションごと、束ねたCNTが地表に降りそそぐぞ。
ドラクエじゃない、ファイナルファンタジーの呪文「メテオ」に近い。

日本が造ったものだから被害が出たら賠償とか、寝言を言ってはいけない
人類滅亡レベルだよ。
大量の隕石と同じだぞ、6600万年前の恐竜の気持ちがわかるさ。
これも名前を予想するなら「アンゴルモア」か「恐怖の大王」だ。

あと、静止衛星は、本当に完全に一点に静止しているわけではない。
地球の引力は一様ではないし、月や太陽の引力の影響もあって、
微妙にフラフラと動くのだ。

まあ、誤差の範囲だとは思うが、
おそらく私の予想では、地表のターミナルはその件も考えると、
自然の島はもちろん、セントレアのような人工島にもならないと思う。
解決策はある、海の上に浮かせてしまえばいいんだよ。

すでに日本には、数平方kmの巨大な浮島があちこちにある。
せいぜい釣りの名所になっているだけで、たいして有名ではないのだが。
これをメガフロートと言って、自走式にするとか、開発途上だ。
軌道エレベータの地表ステーションは、ギガフロートになると思う。

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釣り場用のメガフロート

さて、ここからが本題だ。
宇宙に行けると言っても高度36,000kmまでじゃん、
と思った人はいるかな?
(チョモランマでも8kmなんだけどね)

0-1に「子供か孫の代なら月まで行ける」と書いたぞ。
君たちは行けるかどうかわからないが、絶対に無理とも思えない。

軌道エレベータを建設して、地表までCNTを垂らせば、
その分、バランスが崩れて静止衛星は落ちてしまう。
よって、逆方向に同じだけの質量を持つ錘(アンカー)が必要だ。
(0-1の図を参照)

上に、低軌道ステーションのことは書いたが、
アンカー部分に高軌道ステーションも建設される。
遠心力がかかるので、無重力ではない快適なものだ。
そこに建設されるはずなのだ、「宇宙空港」が。

静止衛星軌道の約2倍の距離なら、
単純計算でマッハ20弱、時速2万kmくらいの速さになっている。
そこに固定した宇宙船を、月の方を向いているときに解き放てば、
ロケット噴射も何も要らず、月まで1日半で行ける。
火星とか、惑星間になると、往復で1年かかるとは思うが。

何度も言うが、漫画でも絵空事でもない。
宇宙船を建設する材料は、軌道エレベータで運べばよいのだから。
パイロットは必要だし、方向転換のための燃料費も要るので、
月までのチケットは数千万はすると思うが、
ギリギリ庶民の金持ちなら手が届く範囲になると思う。

これも、行けるものなら行ってほしいが、月に着陸はできないと思う。
月の引力から脱するために、ロケットエンジンがいるので。
解決するために、月にも軌道エレベーターを建設するというのは、
月の自転周期は1か月なので、地球と比べて無理ゲーになるようだ。

そこまでの話になると、子とか孫とかでは行きつけないだろう。
じゃあどうなるか、というのは、月の話をする時に語るよ。