中国史0.歴史以前
四大文明のひとつ黄河文明は、
このごろ長江文明、遼河文明と合わせて中国文明と呼ばれる。
新石器時代の文化は、
仰韶文化(ヤンシャオ):黄河中流域、彩陶文化。
竜山文化(ロンシャン):黄河下流域、黒陶文化。
があり、竜山文化の末期は夏と被る。
仰韶遺跡自体は、最新の研究によると黒陶文化に属するそうだ。
中国の歴史は、三皇五帝に始まる。
このへんは、日本なら神武天皇や草薙の尊に当たるので、伝説だが、
黄河の治水に功績を残したモデルはいたと思われる。
三皇五帝の最後の三人に、堯(ぎょう)舜(しゅん)禹(う)がいて、
堯はその位を人徳者である舜に譲り、舜は同様に禹に譲った。
これが「禅譲」と呼ばれる帝王位の交代で、
その後の中華帝国では、堯舜禹を無理矢理引っ張り出して、
前王朝の皇帝から位を奪うことが行われるようになった。
(オレ様は位を奪ったのではない、もらったのだ、ということ)