数学帝國への逆襲 (西春自習質問教室のブログ)

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7.高校数学の計算とは

高校数学における計算とは何か

もちろん普通の計算もある、というよりその方が圧倒的に多い。
でも、敢えて小中学校との相違点を挙げるなら、
高校数学の計算は「無理やり」が基本だ。

最初にそれを習うのは、平方完成。
例えば、x²+2x
2乗になりません、じゃなくて、
1を足せば2乗になるんだから足して、後で引けば同じ、
x²+2x+1-1=(x+1)²-1
そういう考え方が、平方完成だ。

他に、内分点とか。
分母が5なら内分点だけどな、と思ったら、
分母を5にして、後で5をかければ元通り。
何度かやった経験があるはずだ、思い出せないか?

その形になりません、ではなく、
無理やりその形にして、後で帳尻合わせをする、
それが、高校数学の計算だ。

実生活でそれをやれば、嫌なヤツだと思われる。
無理やり自分の都合の良い形にして後で帳尻合わせ、とか、
友だちを無くすための近道だ。
だが、数学の世界はシビアなのだ。

(参考)ひとつ前に投稿したスタンダード379
α+β+3 をかけるなんて思いつきません、じゃなくて、
無理やり自分の都合の良い形に持って行くにはどうするか、
それを考えた結果だ。
3=α+β の逆変換も同じ。
けっして私の頭が良いわけでは・・、それもあるかもしれないが、
若い君たちの頭が、柔軟性で私に負けていてはいけないだろう。

君たちも、小中高と進んできて、
真面目ないい子ちゃんが成績が上がるとは限らない、
ということには気づいていると思う。

ポイントは、このへんだ。
閃きのところに書いたが、楽に解こうとすることは重要だし、
今書いたように、自分勝手に考えることも勉学には必要だ。
「そんなことをしていいんですか」じゃなくて、
駄目なら駄目で×になるだけだ、命まではとられない。
×になることが、経験値に繋がっていく。

無理やりやって後で帳尻合わせ、
私のアップする解答にちょくちょく出てくるので、
参考にしてほしい。